■Vol.163 （2019年12月配信）
エッチな夢占い。
暗示を知って行動に活かそう
昔から「一富士二鷹三茄子」といって、新年の初夢にこれらが出てくると縁起がいい…なんていわれていますが、少なくても私は正月どころか、今までの人生でコイツらが夢に出てきたコトなんて、ただの一度もありません。
むしろ、富士山はともかく、元旦から鷹とか茄子が夢に出てくる人って、一体どんな精神状態なんだろう？…と、ちょっと心配になりますね。
まぁ、それはさておき、そんな風に夢というものは、昔から何かを暗示する役目も担っており、とりわけ人間の本能に強くリンクした“セックスする夢”は、夢占いにおいてもメジャーかつ多様な意味を内包するモチーフ。
事実、夢占いではセックスを「生命力・想像力・親密さ・好奇心・性的欲求」という、５つの象徴に定義していて、基本的には夢を見た本人の気力・体力の充実、クリエイティブな発想やアイデアが湧いてくる予兆を表す、よい暗示とされています。
ただし、その内容が好意を持つ相手とのセックスや、日頃から憧れているようなシチュエーションだったら、それは単に自分の脳内にある好奇心や願望が反映されているだけ…というケースも。
そうした夢は“願望夢（がんぼうむ）”と呼ばれ、見られれば単純にうれしいものの、夢占い的には深い意味をほとんど持たないそうです。
その時“抱いた感情”が明暗を分ける
では、実際に“セックスする夢”を見たとき、私たちはそれをどう解釈すればいいのでしょう？ 夢占いによると、その判断ポイントは“夢を見ているときの感情”にあるといいます。
ポジティブな感情を覚えたなら、それは自身の創造的なエネルギーが満ちている証拠。よいアイデアに恵まれたり、思いがけないチャンスが舞い込んでくる前触れかもしれません。
反対に、夢の中でネガティブな感情が込み上げたなら要注意。運気や体力が低下している暗示なので、しばらくはムリをせず、十分な休養を取った方がよいでしょう。
つぎに、夢のシチュエーションや相手によって異なる、それぞれの解釈・暗示について、ざっくりご説明していきましょう。
パートナーとセックスする夢は要注意！
まずは最も自然な、今のパートナー（彼氏・彼女・夫・妻）とセックスする夢についてですが…じつはこれ、“逆夢（さかゆめ）”といって、あまりよい暗示ではないんです。
相手の気持ちが自分から離れ、夫婦の愛情も冷めてしまい、最悪の場合は浮気・別れ・離婚・別居へと至ってしまいかねませんので、そんな夢を見た時は、くれぐれも注意して下さいね。
また、お相手に関係なく、“セックスの途中でジャマが入る夢”は、自分の心の中にある性に対する不安や恐怖を表します。性に対して何か抑圧されている可能性もありますので、今一度自分自身と向き合ってみることをオススメします。
いろいろなシチュエーションの中でも、とくに危ない暗示とされるのが“他人のセックスを見る夢”。これは自分が本来進むべき道を踏み外している可能性を示唆しています。
とくに仕事や恋愛、人付き合いにおいて、自分が何か誤解や勘違いをしていないか、もう一度原点に戻って考え、“今、本当にやるべきこと”を見つめ直してみてください。
2020年もＮＬＳをよろしくお願いします
もうすぐ新年。元旦から“セックスする夢”を見る人も相当だと思いますが、同じセックスの夢でも相手やシチュエーションによって、暗示する意味はかなり違ってくるので、見られたら見られたで一喜一憂しそうです。
ただ…そうした予備知識を持っておけば、夢を見た後の思考・行動は確実に変わってくるので、リスク回避にもつながるはず。
すべてが順風満帆な人生なんて誰にもありませんから、さまざまなリスクや不運と向き合いながらも、2020年がみなさまにとってよい一年となることを、心よりお祈り申し上げます。
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