■Vol.207 (2023年08月配信)
AI技術の進歩で加速する
モザイク破壊動画
ここ2〜3年で著しい進化を遂げたもののひとつに「AVのモザイク除去」が挙げられます。
とくにAIによる画像加工技術の飛躍ぶりは凄まじく、現在ではモザイク部分を高解像度化する「アップコンバート」と、架空のパーツを生成してモザイク部分に貼り付ける「ディープフェイク」の2系統で発展。
ただし…どちらも商業目的で派手にやりすぎた人物が逮捕された事例もあるため、あくまでサイトに上がっている動画を鼻息荒く観賞するくらいが、適切な楽しみ方といえるでしょう。
粗いピクセルを細かくして高解像度化
ご存じの方も多いとは思いますが、モザイクとは一定領域を拡大し、ピクセルの平均値の色で塗り潰すという非可逆変換な画像処理のこと。
これは言い換えれば“特定の場所を低解像度にする処理”であり、だったらAIによって高解像度化すれば、疑似的にでもモザイク除去できんじゃね?…というのが「アップコンバート」の基本的な理屈です。
しかし、あくまで“元の形を予測して生成”しているので、厳密にはモザイク除去と異なるのですが、それでも処理された画像の卑猥さは、いうに及ばずハンパありません。
モザイク破壊で僕らのオカズが超進化
一方「ディープフェイク」については、もともと無修正動画に有名人の顔などを当てるアイコラでしたが、やがてそこからモザイクのある部分に偽物の陰部パーツを合成する技術へと発展。
もちろん、こちらも“それっぽく造った偽のアソコ”を貼り付けているだけなので、正確にはモザイク除去ではありません。ただ、ぶっちゃけ…オマ○コなんてどれもほぼ一緒ですから、見えればエロ度はハネ上がるわけです。
そして現在…2つの技術はとくに区別されることなく“モザイク破壊動画”として、エロ動画のいちジャンルにまで成長。エロ動画ポータルサイトには日々新しい“モザイク破壊動画”がアップされ、私たち男性ユーザーのオカズとして活用されまくっているのです。ありがたや、ありがたや…。
いっそAVはフルAI生成になるかも
今の時代…AIがつくった架空女性のヌード写真集がバカ売れするなど、偽物でも本物と遜色のない生々しい表現が可能になったおかげで、性的コンテンツが必ずしもリアルである必要はなくなってきました。
おそらく今後は、すべてがAIによる生成画像である“ディープフェイクAV”が登場するでしょう。
より理想的なモデルがつくれるうえ、業界的に厄介な「AV新法」にも引っ掛からないため、ユーザー側・制作側のどちらにとっても、そっちの方が何かと都合がいいんじゃないかとさえ思えます。
グッズ連動でますます少子化が進む!?
そして、そんな限りなくリアルで理想的な女性のAVが、VR化されてアダルトグッズと連動なんてしたら…マジで生身の女性なんていらなくなっちゃいそう。
同様に今後、バイブやローターなどが動画と連動するようになれば、女性だって生身の男性が不要になり、先進国の未婚率はますます上がって少子化に歯止めがきかなくなるかもしれません。
AIのおかげで手軽にリスクなく性欲を満たせる環境ができるのは、男女ともに歓迎したいところですが、“ニッポンの未来”を考えるとそうそう手放しでよろこべそうもないのが悩ましいですね…。
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